前回の記事【コードの前に】ドレミファソラシの英語名をおぼえよう!【ピアノ】では、『コードをおぼえていく前に、音名をアルファベットでおぼえる』ということをみていきました。
音の英語読みがなんとなく頭に入ってきたら、実際にコードを覚えていきましょう(^^)
「まだ、音名と英語名の変換に時間がかかる…」という方でも、大丈夫です。
コードを覚えるのと並行して、英語名も固定されていくと思います。
すでにばっちり覚えた方はとってもすごい✨
そもそもコードってなに?
コードとは、日本語にすると和音になります。
和音とは、複数の音をいっしょに奏でることですね!
そして、3つ以上の音からつくられる和音にはコードネームがついています。
コードネームとは、CとかFmとかのことで、本ブログで覚えた方がいいよ〜といっているものです。
ある特定の音でつくられる和音にはそれぞれ名前がついていて、その構成音と名前を覚えよう!演奏に役立つから!ということなのです。
コードの基本形はおだんごの形でつみあがっている
楽譜でみると、下のような形になっているものにコードネームがついています。
このように5線譜上で、すきまなくおだんごのように積み上がっている和音は、音名(ドレミファソラシ)でいうと、いっことばしになっています。
たとえばこんな感じです。
- ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド → ドミソ
- ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド → レファラド
『いっことばし』は『1音とばし』とも言えますね。わかり易い方で考えてください(^^)
ドミソやレファラドを5線譜上であらわすと、ちゃんと先ほどのようなおだんごの形に積み上がった和音になっています。
このような形の和音とき、一番下の音の英音名がコードネームとして使われます。
- いっことばし(1音とばし)で3音以上積みあがった和音には、コードネームがついている
- 5線譜上での見た目は、すきまなく積み上がっているのでおだんごのよう
- 和音の一番下の音がコードネームとして使われる
それでは、実際に覚えてみましょう〜
Cをおぼえよう!(ドからいっことばしで3音積みあげる)
コードの一番下の音というのはルート(根音)とよばれます。
つまり、Cをルートにして、いっことばしで3音つみあげるとCコードになります。
Cとは音名(ドレミファソラシ)でいうとなんでしたか?『ド』でしたね。
では、ドを一番下の音、ルートにしていっことばしを考えてみましょう。
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
つまり、Cとよばれるコードはドミソの3音でできた和音のことなのです。
Cの構成音:ドミソ
このドミソの並びが、Cの基本形となります。どんな高さのドミソでも、下の音からドミソと積み上がっていれば基本形となります。
先ほどいっていた、『おだんごのようにすきまなく積みあがった形』の和音ですね
ちなみに、Cのように3音でできた和音のことをトライアドといいます。
- コードの一番下の音はルートとよばれる
- ある音をルートとして、いっことばし(1音とばし)で3音以上積みあげると、コードネームがつく和音になる
- Cの構成音は、ドミソ
- 3和音はトライアドという
ドミソが違う順番になったらどうなるか
ではドミソではなく、ミソド や ソドミ になったらどうなるの?とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
答えをいいますと、ミソドもソドミもCコードです。
構成音が同じならコードネームは変わりません。
Cコードの転回形ということになります。転回形については、次回の【コード②】転回形をCコードでおぼえよう【ピアノ】で説明しています。
まとめ
今回の記事では、コードネームがつく和音ってこういう風に成り立っているんですよ、ということをみていきましたがいかがでしたでしょうか。簡単にまとめてみます。
- 3音以上の和音にはコードネームがついている
- コードネームがつく和音は、楽譜上でおだんごのように積みあがっているのが基本の形
- 和音の一番下の音はルートといい、コードネームになっている
- Cの構成音はドミソ
ちなみに、『ドミソ』はコードネームでいうと『C』でしたが、『レファラド』は『Dm7』というコードネームになります!レから積みあがっている和音なので、レの英音名であるDがはいっていますね(^^)
また、Cはド単音の意味ももっているし、ドミソの和音の意味ももっているところも注目したいですね。場合場合でどっちの意味が区別できるといいと思います。
記事中でいっていた『すきまのない和音はいっことばし(1音とばし)』という知識は、コードの勉強だけでなくピアノの譜読みのスピードをあげることにも繋がりますので、頭の片隅にでもいれておいてもらえたらと思います。
おつかれさまでした〜
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