みなさんは自分のピアノの練習時間に満足していますか?
本当はもっと練習していたいけど、時間をのばしたら手や腕が急に痛くなったという経験はないでしょうか。
ピアノを弾く方にとって、腱鞘炎はもっともさけたいケガですよね(>_<)
腱鞘炎までにはならなくても、ひどい筋肉痛になるとぐーぱーするのもツラいものです…。むりな練習を続けていたら5日とかからずそんな状態になったことが、わたし自身あります。
たくさん練習して少しでもうまくなりたい、でも疲労がたまってケガが怖い。そんなジレンマを解消できた方法があるので紹介します!
練習の終わりにクールダウンの時間をとる
『テンポを落としてピアノを弾く』というクールダウンの時間をとる、これだけです。
運動部に入っていた方は経験があると思うのですが、練習した後にかるくジョギングしませんか?トラック1〜2周とか。ダウンっていわれますよね。
これをピアノでもするんです。
おもいっきり練習した後は、ゆっくりピアノを弾く時間をとりましょう。
クールダウンをすることで乳酸の除去を助け、腕がだるくなるのを防げます。
具体的には、テンポを落として穏やかにレパートリーや今みている曲を弾いたり、スケールをレガートで練習したり、アルペジオの練習をしたりするといいです。
わたしはアルペジオを一つの調で5種類練習するので、このときにやっています。片手ずつと両手をそれぞれします。
アルペジオ5種なんて、正直いつも前向きにはとりくめません(^^;)笑
でもダウンなら必ずしないといけないし、疲労を蓄積させないためになるべく時間をとってやりたいのでもってこいなんです。ゆっくり弾くことで「弾いた気になるだけ」の練習も防げますし、一石二鳥なのです。
ダウンにあてる時間はとくに決めていません。自分の楽しいが続く範囲でやっています。腕の状態と相談しつつ、疲れが残るようであれば増やしてみたりと調整するといいと思います。
ダウンしたら練習時間がのばせた
わたしの経験なのですが、毎日練習するなら2時間、多くても3時間以内に練習をとどめておかないだめでした。
そうしないと疲労がたまって、腕が重だる〜くなってしまう時がくるのです。
そうなると練習時間を少なくしたり、お休みにして腕のコンディションをもとに戻さないといけません。定期的にピアノを弾かない日をわざわざつくっていました。
“腕が重だるい=疲労がたまっている、解消されていない”ということなので無理して練習を続けていると、腱鞘炎になってしまう可能性もあると思い、恐怖心すらありました。
習っている先生に「腕がだるくなるんですけど、どうしたらいいですか」と相談したときも、「もう“何もしない”しかない」といわれて途方にくれました…。
ピアノをされる方なら経験があると思いますが、腕や手がしんどい・痛い・重いの状態では練習に向かうモチベーションも下がってしまいますよね💧わたしもそうでした(;_;)
「力をいれて弾いてしまっている、弾き方が悪いからたくさん練習できないんだ」と思っていましたが、ダウンの時間をとることで驚くほど腕の状態がかわったのを感じました。
毎日の練習で腕が痛くなることはなくなりました。練習時間も4〜5時間くらいにならのばしても大丈夫でした。
注意してほしいのは、練習時間というのは今までの経験とピアノを弾く体にもよりますので、だれでもがいきなり長時間練習できるわけではありません。
自分の今の練習時間を分析して、無理のない範囲でのばしてみてください。一気に多くの時間を練習するよりも、短時間の練習を毎日するほうが上達するということも忘れないでくださいね(˘ω˘)
インテンポやオクターヴでの練習のあとは要注意
速いテンポでの激しい練習のあと、すぐに練習をやめてしまっていませんか?あと、オクターヴ練習のようにむりな手の形での練習のあととか…。
この行動が疲労感を蓄積させる原因なのです。
速い曲を弾こうとするとき、指が動くようにある程度アップをしますよね。だってそうしないとトップスピードで練習しにくいからです。
なのに、練習したら「はい、終わり」でなにもケアしていないではだめなのです。練習をはじめるときとは逆で、体をいつもの状態に戻す行動が必要になってきます。
もちろん激しい練習の直後トイレにいったり、お水を飲んだりするくらいなら全然問題ありません。わたしもしますが全然大丈夫です(^^)初見の予見くらいの時間も支障ありません。
ですが、“そのままで終わってはいけない”という意識はいつももっています。特に速いテンポの練習は、たとえ練習時間が短かったとしてもダウンをするよう心がけています。
わたしはこの知識を、深谷直仁さんの「ピアノ上達練習法」という本で知りました。本当に目からうろこで、練習の疲労感に悩んでいたのでとっても助かりました。
クールダウンの時間をとることで、万全に近い状態で毎日を迎えられますので、気分良く練習に取り組めるようになりますよ〜。
最近はこのブログの執筆でも腕の疲れを感じるようになってしまったので、ほどほどにしつつ、なにか解決策をさぐっていきたいです(^^;)おつかれさまでした〜
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